風

 白樺の木立の中を、柔らかな薫風が通り抜ける

 この香りを何と表現すれば良いのだろうか

 一転、強風に変わる

もやっとした生温い風なのに、帽子が飛ばされそうになる

帽子を押さえながら、急いで帰路につく

空は、徐々に黒い雲に変わっていく

やがてポツリポツリと雨粒が落ちてくる

さらに、風は強さを増して、横から吹いてくる

太目の木の下で雨除けをする

傘を持って来なかったことを仕切りに反省するが、先ほどまでの天気がこれほど急に変るとは予想もしなかった

雨に濡れた木の葉が風に舞いあがる

白樺とは違った匂いがするが、場所によっては白樺と交じり合った不思議な匂い

暫くしたら、雨はあがった

人間は

 人間は

 

 青い空が広がる

人間は、500万年前に生まれた

その間、共同生活と戦いを繰り返してきた

どこにその違いがあるのだろう

食糧を手に入れ、住居を手に入れ、富を手に入れ、助け合って生きてきた

その一方で富を奪い合い、挙句の果てに殺し合いをやっている

環境を破壊し、自らの生活圏を壊しあい、自分たちの星の温暖化を進め、原子爆弾をつくり、自らの命を縮めあっている

自分たちの子孫に何を残してあげられるのだろう。

 青い海か、緑の豊穣の土地か、青い空か

 平和の共存のできる世界か

御互いに相手を思いやることができるやさしい世界か

 青い空が広がる

    風

 白樺の木立の中を、柔らかな薫風が通り抜ける

 この香りを何と表現すれば良いのだろうか

 一転、強風に変わる

もやっとした生温い風なのに、帽子が飛ばされそうになる

帽子を押さえながら、急いで帰路につく

空は、徐々に黒い雲に変わっていく

やがてポツリポツリと雨粒が落ちてくる

さらに、風は強さを増して、横から吹いてくる

太目の木の下で雨除けをする

傘を持って来なかったことを仕切りに反省するが、先ほどまでの天気がこれほど急に変るとは予想もしなかった

雨に濡れた木の葉が風に舞いあがる

白樺とは違った匂いがするが、場所によっては白樺と交じり合った不思議な匂い

暫くしたら、雨はあがった

エンドウ豆

【エンドウ豆】 夏野菜が出回ってきて、新鮮な野菜が毎日のように食べられる。息子の義父母から、今年の新じゃがいもが大量に送られて来た。感謝。 ウオーキングしていると、農家の枝豆がどんどん大きくなっていくのが眼にみえてわかる。側を通り過ぎると、あのエダマメの匂いが漂っているのがはっきり分かる。お正月には出来合いのズンダ餡でも餅を食べるのはなんともいえない。これからの季節は自家製のズンダの夏の餅も捨てたものではない。でも、なんといってもビールのつまみが最高である。一説によるとビールのつまみにはエダマメが栄養学的にも、一番良いのだそうである。特に山形のダダチャ豆の香りは全く地元のエダマメとは別物である。妻もズンダの団子だけは、めっぽう目がない。まもなくエダマメの本格的季節。今から楽しみである。

半世紀前の同人誌

 

【半世紀前の同人誌】

古稀の声が近くなって、少しずつ断舎利で、昔の書類を整理始めた。すると、高校生時代に息のあった友人何人かと「同人誌」を作ったものが出てきた。主筆をやったK君が母親の遺品の中からでてきたものだそうだ。私もしまいぱなしになっていたものを見つけたもので、当時の同人だったI君と年賀状のやり取りだけはしていたので、彼にコピーを送った。スマホの番号をやり取りしてLINEもつながった。K君の家でガリ版刷りで作ったお粗末なものだった。その後、高校の機関誌(襤褸)も見つけて、それも送って(I君は部員ではなかったが)読んで貰った。久しぶりに旧友とちゃんとした連絡を取り合うことができたことは何とも嬉しい。LINEで、近況を知らせ合うことができるようになったのも何だか現代風だし、コロナが収束して機会があったら「会おうネ」と持ちかけた。

朝食

【朝食】

私は、朝方4時ごろ、どうしてもトイレに起きてしまう。それから、まだ早いなと思ってもう一眠りしてしまう。すると、2時間もすると腹が空いて、また目が覚めてしまう。微かに漂ってくる焼き立てのパンの匂いが、ますます空腹感を強くする。暫く、スマホをいじっているが、「もうダメ、起きよう!」ということになってしまってパジャマを着替える。さらっと顔を洗って、居間にいくと朝食の用意が大体できている。欠かさずたべる生野菜(レタス、きうり、トマトなどドレッシングなしで食べる)ジャム類、ピーナッツバター、入れたてのコーヒー。リンゴとバナナと牛乳のミックスジュース。ジャムに、マーガリン。何という贅沢だろう。妻に感謝!

新聞を眺めながら、「今日は、投稿が採用されたかな?川柳は?だめか…」さあ、気を取り直してウオーキングへ出かけよう。

草いきれ

大人の背丈を超えるほどに大きく育ったカヤ、昨年の枯れたススキ、田圃の畦道に育った雑草。農家の人が見事に刈り取っていく。後には刈り取った雑草が塊になっていく。その脇をウオーキングで通り過ぎると、何ともいえないような草いきれの香りが漂っている。そして、スズメや名も知らないいろいろな鳥が虫をついばんでいる。ベンチに腰掛け、その香りをしばらく嗅いでいると石川啄木の「不来方のお城の草に寝ころびて…」が頭に浮かぶ。青空がどんどん青さを増していく。(名も知らないウオーキング仲間が、「おはよう」と声を掛けて通りすぎる。声のあまり出ない私は頭を下げるだけで勘弁してもらうが、幸せを感じている。そして、気持ちの良い汗を拭く。